UNCHAIN Get Acoustic Soul 2019 ライブレポ

前の記事への反応が思ったよりすごくて、この一週間呆然としていたら更新を完全に忘れていました。

ライブもサーキットも行ったというのに…。

というわけで今回はUNCHAINさんのライブレポです。

先日UNCHAINの Get Acoustic Soul 2019 が終わりました。

自分達の曲をアコースティック編成で演奏するツアー、だそうです。

初めて行ったのですが、ご本人が「僕らのアコースティックツアーは、アコースティックアレンジというより錬金術です」と言っていました。

まあ私としては、UNCHAINの実力にただただ2時間弱圧倒され続けただけなんですけどね。

相変わらず化け物だなあと…もちろん褒めてますよ。

個々人の演奏技術も確かだし、何より谷川さんの歌唱力が凄まじい。

あの声量すごいです。一体どこからあの声が出てるのか、いつ見ても不思議です。

 

GASツアーは大阪・東京公演に行ってきたのですが、大阪が初日だったので流石にその日にあれこれとレポするのははばかられまして…

というわけで、無事にツアーも終わりましたので思ったことをぼちぼちまとめていきます。

 

実はUNCHAINさん自体、知ったのが去年の夏なんですよね。超がつくほどの新規のニワカです。

Libyan Glassで知って、一目惚れでした。

ちなみに今回のツアーではしませんでした。

Libyan Glassのアコースティックアレンジも聞いてみたいなあ。

セットリスト・ライブレポ

Get Acoustic Soul 2019 大阪・東京セットリスト

 

The Sounds Of Silence

オーロラ

0.0025

Signs Of Spring

Fly In The Blue Moonlight

FLASH

アイスクリーム

make it glow

Rainy Dance Floor

Tonight’s The Night

2 late 2 luv

Quarter

情熱

The World Is Yours

Back To Zero

departure

Saves The Day

Enc. Distant Neighbour

get down

 

 

 

セトリはこんな感じでした。大阪と東京で日替わりなどもありませんでしたね。

唯一行けなかった名古屋が気になるところです。

アコースティックアレンジということでしたが、吉田さんがカホン使った曲ってアンコール合わせても数曲程度だったんですよね(笑)

恥ずかしながら、アコースティック=ドラマーがカホンを叩く、というイメージだったので、「おおこれが……UNCHAIN流錬金術……」と勝手に感動してました。

谷川さんの「錬金を施す」という表現がとっても素敵で良いなあと思いました。

アレンジじゃないんですよね。錬金術。

細やかで丁寧な装飾が施されいくようなイメージに、まさにぴったりの言葉でした。

 

今回面白いアレンジが色々とあって、特に「これは!」と思ったのが「アイスクリーム」の入りのドラムでした。

最初わざとリズムをずらして叩いて、徐々に正確なリズムに戻して、元のテンポに戻ったところで曲が始まる。

聞いた瞬間に肌にびりっときて、息を呑んでしまいました。

吉田さんのドラム、力強くて正確で、安心して聞いていられるというか、身を委ねられるというか…。

そんなドラムをわざとテンポをずらして叩いていたのがまた印象的だったんですが、そのずれもいやな感じではなく、思わず目を見開いてしまうような新鮮さがあって…。

結局いちばん印象に残っていたのがアイスクリームで、すごいものを見てしまった…!とどきどきしながら帰宅しました。

 

それから谷さんのベース。

アップライトベースというのを今回のツアーで初めて見ました。知ってはいたんですが、生だと圧倒的な存在感です。

聞き応えのある音色ですね。ベースラインが目立つところだと直接体に響くような音でした。

また聞いてみたいです。

UNCHAINのライブは、ギターソロと同じくらいベースソロがあるのが特徴なんじゃないかと思っています。

あれだけ魅せられて聞かせられると、こちらからするとたまらないですね。

 

佐藤さんのギターは、確実な演奏の中にも遊び心があるなあ…と思っています。

気のせいだったらどうしよう。

佐藤さんのギター、いつ聞いても音が踊ってるみたいで楽しいんです。指先から溢れてくる音がいつも心地良くて、聞いていて楽しいです。

今回はアコースティックアレンジだったこともあって、去年のツアーとはまた違った表情が見えた気がします。

 

今回departureで谷川さんがピアノを弾いていたんですが、大阪ではアップライトピアノでした。

キーボードも良いですが、ピアノだとやっぱり音が違いますね。

そして去年も思ったけどピアノ上手い…

思いがけず大阪と東京で聴き比べができたので、驚きつつもほくほくしています。

あとアカペラアレンジされたフレーズは思わず目をひきますね。

他のメンバーを見ていた時でも、気付けば視線が谷川さんに向いています。

 

4人のパフォーマンスがそれぞれに聞き応えがあって見応えがあって、とっても楽しいライブでした。

こぼれ話

大阪のライブ当日に「不甲斐ないこの感性を愛してる」のドラマ主題歌タイアップが発表されました。

ドラマの脚本家である加藤拓也さんが手がける舞台の音楽を谷川さんが担当されている、というご縁があったそうです。年明けの半チェインツアーが終わった頃にお話を頂いたらしく、かなり急なことだったのだなと思いました。

大阪が発表当日ということもあって、MCでいつ話すかな…と思っていたら、谷川さんが「今日心の中で20回くらい言った」と言いながら話してくれました。「ずっと言いたくて仕方なかった」とはにかむ顔がとても嬉しそうで、客席からの拍手に4人ともが照れ臭そうにしていたのが印象的でした。

「今年で結成23年目になるんですけど、そりゃ22年もしてたらドラマ主題歌もするわなあ」と嬉しそうに言うメンバーの感慨深そうな表情に、ああ今日ここに来て良かったなあと思いました。

「今日発表して、今日初めてやります」とアンコールで早速披露してくれた新曲、「Distant Neighbor」。

切ないメロディーに谷川さんの声が重なって、胸が締めつけられるような思いでいっぱいになりました。

大阪の日はまだドラマの放送日ではなかったので、この曲がドラマのどんな部分を描いたのだろうかと想像を膨らませていました。

……と思ったら、あのドラマ関東ローカルだったんですよね。

ご本人達も知らなかったようで、東京の時は少ししょんぼりされてました。

「15日までなら配信アプリでエンディングも全部見れるから見てくださいね」と仰ってました。

TVerとFODで見れるそうです。

次のUNCHAINさんのツアーは発表されませんでしたが、7月に何かイベントがあるみたいです。

とっても楽しみですね。

またこの4人が奏でる音を聴きに行きたいです。

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