アコースティックアレンジということでしたが、吉田さんがカホン使った曲ってアンコール合わせても数曲程度だったんですよね(笑)
恥ずかしながら、アコースティック=ドラマーがカホンを叩く、というイメージだったので、「おおこれが……UNCHAIN流錬金術……」と勝手に感動してました。
谷川さんの「錬金を施す」という表現がとっても素敵で良いなあと思いました。
アレンジじゃないんですよね。錬金術。
細やかで丁寧な装飾が施されいくようなイメージに、まさにぴったりの言葉でした。
今回面白いアレンジが色々とあって、特に「これは!」と思ったのが「アイスクリーム」の入りのドラムでした。
最初わざとリズムをずらして叩いて、徐々に正確なリズムに戻して、元のテンポに戻ったところで曲が始まる。
聞いた瞬間に肌にびりっときて、息を呑んでしまいました。
吉田さんのドラム、力強くて正確で、安心して聞いていられるというか、身を委ねられるというか…。
そんなドラムをわざとテンポをずらして叩いていたのがまた印象的だったんですが、そのずれもいやな感じではなく、思わず目を見開いてしまうような新鮮さがあって…。
結局いちばん印象に残っていたのがアイスクリームで、すごいものを見てしまった…!とどきどきしながら帰宅しました。
それから谷さんのベース。
アップライトベースというのを今回のツアーで初めて見ました。知ってはいたんですが、生だと圧倒的な存在感です。
聞き応えのある音色ですね。ベースラインが目立つところだと直接体に響くような音でした。
また聞いてみたいです。
UNCHAINのライブは、ギターソロと同じくらいベースソロがあるのが特徴なんじゃないかと思っています。
あれだけ魅せられて聞かせられると、こちらからするとたまらないですね。
佐藤さんのギターは、確実な演奏の中にも遊び心があるなあ…と思っています。
気のせいだったらどうしよう。
佐藤さんのギター、いつ聞いても音が踊ってるみたいで楽しいんです。指先から溢れてくる音がいつも心地良くて、聞いていて楽しいです。
今回はアコースティックアレンジだったこともあって、去年のツアーとはまた違った表情が見えた気がします。
今回departureで谷川さんがピアノを弾いていたんですが、大阪ではアップライトピアノでした。
キーボードも良いですが、ピアノだとやっぱり音が違いますね。
そして去年も思ったけどピアノ上手い…
思いがけず大阪と東京で聴き比べができたので、驚きつつもほくほくしています。
あとアカペラアレンジされたフレーズは思わず目をひきますね。
他のメンバーを見ていた時でも、気付けば視線が谷川さんに向いています。
4人のパフォーマンスがそれぞれに聞き応えがあって見応えがあって、とっても楽しいライブでした。